さよなら、ココロ。そして、わんこは居なくなった。

8月にペコ、9月にアルと、うちで飼っていたわんこが、
続けて二匹亡くなり、最後の一匹になっていた、ヨークシャテリアのココロが、
先日、息を引き取りました。16歳でした。

ココロは、一番最後に家に来たわんこで、元々は何処かの家で飼われていたわんこでしたが、
その家が一家離散になり、ココロだけが残され、それをおかんの犬友達が引き取り、
新たな飼い主を探して居た所、うちで面倒を見る事になったと聞いています。
元々、名前は「コロ」だったそうで、うちで飼うにあたりコを一文字足して、「ココロ」と名づけました。

以前から飼っていた、アルとペコにうまく馴染めるかが、最初の問題でしたが、
おっとりしていたアルや、家では控えめなペコも、ココロをすんなりと受け入れて、
わんこ三匹の生活が始まりました。

小型犬という事で、いつもちょこまかと元気に動き回り、3匹の中でも元気によく吠えていましたが、
数年前から乳がんにかかり、一時はお腹にピンポン球位の肉腫ができていて、
年齢的にも手術はきついだろうと思い、そのままだったのですが、肉腫が腐り始め、
一か八かで行った手術を無事に耐え抜き、獣医さんから「今まで診て来た犬の中で3本の指に入る強さ」
と、ココロの事を褒めてくださっていました。
しかし、ペコ、アルが亡くなった頃から、白内障が進み、周りがよく見えないために、
それまでよりも、おぼつかない足取りで、歩き回わっていました。

そんな状況でも、沢山ご飯を食べていて、まだまだ元気かなと思っていたら、
先日ご飯を食べた後、激しい下痢を起こし、二日程トイレ以外は動かなくなり、
昨日の18時過ぎに、すっと息を引き取りました。
死に顔はとても穏やかで、本当に綺麗な顔をしていました。

アルとペコが亡くなった時のペットの葬儀屋さん（近所に住んでる、弟の同級生の女の子の旦那さん）に頼み
ココロの棺も用意してもらい、今日のお昼に火葬する事になりました。
アルとペコの時は、仕事で火葬に立ち会えなかったのですが、ココロの火葬に立ち会う事が出来ました。

火葬場の小さな祭壇で、最後のお別れをした後、沢山の花に包まれたココロの身体は、炎で焼かれました。
火葬が終わり、そこに残っていたのは、小さな骨。ココロが生きていたという、最後の証。
骨壷に収めるには、あまりにも小さく、みんなその手で、ココロの骨を骨壷へと収めていきました。

火葬が終わり、帰りに近くの共同墓地に寄り、アルとペコのお参りを済ませた後、家へと向かいました。
そういえば、家族全員で揃って出掛けたのは、もう覚えて無いほど昔だった気がします。
車で家に帰ると、わんこたちが生きていた頃は、うちの車が帰ってくると、
ベランダから顔だけ出してわんわん吠えて、出迎えてくれたのを思い出しました。

帰ってから、すぐ途中で買って来たご飯を食べてましたが、親父が少し食べ物を下に落とした時に、
そそくさと拾い上げると、もうそのおこぼれを狙ってくるわんこも居ないんだなぁと、
家族でしみじみと思い出していました。ご飯食べる時は、俺達と同じ様にテーブルの横に並んで、
家族がご飯食べるのを見てたのが、つい昨日の事のように思い出します。



仲良しだった3匹。向こうでも揃って楽しく過ごしてくれている事を切に願います。
ありがとう、アル。
ありがとう、ペコ。
ありがとう、ココロ。
みんなに出会えて、一緒に過ごせて、本当に良かったよ！
大切な思い出を本当にありがとう！みんなと過ごした日々は、一生忘れないからね！